Mail Hunter

このソフトウエアは、Qualcomm Inc.(日本語版は株式会社クニリサーチインターナショナル)から発売されているEudoraのメール検索アプリケーションです。

Mail Hunterをご使用になる前に必ず、ソフトウエア使用許諾書をご一読頂き、同意の上でご使用下さい。

Mail Hunterはシェアウエアです。2週間以上継続してご使用になる場合は、1コピーにつき、500円をお支払い下さい。

お支払いの方法については、このマニュアルの最後にある、お支払い方法についてをご覧下さい。


現在販売されているEudora Proは、フリーウエアとして配布されていた、Eudoraの進化版です。
(Eudoraのフリー版は、ここから入手できます。)

貴方は1日に何通のメールを受け取りますか?ニュースメールを取ったり、メーリングリストなどに登録されている方は、かなり多くのメールを受け取っていらっしゃることでしょう。
その受け取ったメールの全てを覚えておくことは不可能です。「たしか、あのニュースの中にあったはずなのに…いつ頃のものだったか思い出せない、確かあの頃…」という曖昧なイメージで探していませんか?
こんなときお役に立つのがMail Hunterです。


動作環境

Mail Hunterの最低動作条件

CPU:68030以上のCPUを搭載したMacintosh又はPower Macintosh(PowerMacintoshを推奨)
システム:MacOS 7.5以上(MacOS 8.1以上を推奨)
メモリ:2MB以上の空きメモリ


メールボックスの基礎知識

Eudoraが受信したメールは、基本的には、システムフォルダの中に作成された“Eudora フォルダ”(フリ−版では、電子メールフォルダ)というフォルダ内のメールボックスファイルに納められて格納されています。メールボックスファイルは、メールメッセージ本文が収められた部分と、“いつ”“誰から”きた、“何という”メールがこのファイルの“どこからどこまでに書かれている”という索引情報を納めた索引部とで構成されています。 このメールボックスファイルには、2種類の形式が存在しています。1つは、フリー版で使用されている、メールボックス形式です。この形式では、本文部と、索引部が別々のファイルに納められており、2つのファイルで、1つのメールボックスを構成しています。例えば、“送ったメール”というメールボックスがあると、索引ファイルは、“送ったメール.toc”という名前になっています。
もう一つの形式は、現在の製品版の形式で、索引部も本文ファイルに統合した1つのファイルで、構成される形式です。先ほどの例の場合“送ったメール”というファイル1つに索引と本文の両方が納められています。
Mail Hunterは、このフリー版のメールボックス形式をEudora形式、製品版のメールボックスファイルの形式をEudora Pro形式と呼びます。

Mail Hunterは、Eudora形式、Eudora Pro形式の両方のメールボックスを自動的に検出し検索します。

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Mail Hunterの使用方法

Mail Hunterを起動すると、下図のようなダイアログが表示されます。

このダイアログで、検索に関する全ての指定をおこないます。

検索文字列

メールボックスから検索したい文字列を入力してください。

検索対象メールボックス

現在選択されているメールボックスフォルダが表示されています。
このバージョンから、メールボックスのフォルダ中での階層構造をサポートしました。
表示形態は、Finderのリスト表示と同じです。(ただし、表示スペースの関係上インデント量はFinderでのリスト表示よりも少なくなっています。)
ここの並び順は、基本的に、Eudoraが表示する順番と同じですが、Eudora側で、“国際対応ソートを使用する”設定になっていない場合、並び順が異なる場合があります。
変更ボタンをクリックすると、メールボックスフォルダを変更することが出来ます。
リスト表示されているチェックボックスは、メールボックスの名称です。
検索を行いたいメールボックスをチェックしてください。
チェックされなかったメールボックスに含まれるメールは、検索されません
全てをチェックボタンは、リスト表示されているメールボックスの全てを検索対象にします。
全てのチェックを外すボタンは、リスト表示されているメールボックスの全てを検索対象外にします。

MailBox Sets

メールボックスの選択状況を“セット”として、保存することが出来ます。保存されるセットには、最上位のメールフォルダ名も含まれますので、異なるメールフォルダについて保存されたセットは、グレー表示され、選択することができません。


日付範囲の指定

検索オプションとして、検索対象の日付範囲を指定出来ます。ここで指定した日付は、日付&時刻コントロールパネルで指定された時間帯の時間として検索に使用されます。(日付&時刻コントロールパネルで、日本の地域が選択されていれば、日本時間です。)

大文字小文字を無視

このチェックボックスをチェックすると、英文の大文字と小文字の違いを無視します。
"ABC"と"abc"を同一視したい場合このチェックボックスをONにしてください。

MailHeaderも検索

このチェックボックスをチェックすると、E-Mail転送課程で付加されるメールヘッダーを検索対象に含めることが出来ます。

新規検索・絞り込み検索

新規検索が選ばれている場合は、指定されたメールボックスから、文字列を含むメールを検索します。
絞り込み検索が選ばれている場合は、下のポップアップメニューで選ばれた検索結果ウインドウの内容から、検索文字列を探します。


検索が終了すると、該当するメッセージを一覧で表示します。

表のタイトル部をクリックすることで、ソート順を変更することが出来ます。
ボタンをクリックすると、ソートの昇順・降順を変更することが出来ます。
メッセージをリスト上で選択し、ダブルクリックすると、指定したメッセージを開くことが出来ます。
各行の先頭カラムは、一時的なチェックを行う為のエリアで、自由に使うことが出来ます。
また、結果リスト上で選択したメールをdeleteキーを押すことで、結果リストから削除することが出来るようになっています。(オリジナルのメールが消えることはありません)

リストでメッセージをダブルクリック、または、選択してリターンキーを押すとそのメールを開きます。

メッセージを開いた時点で、そのメールにある該当文字列部を反転表示しています。次の該当文字列を見たい時は、「検索」メニューの「次の該当文字列を表示」を選択するか、コマンド+Gを押して下さい。

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Mail Hunterの設定

Mail Hunterを起動し、「編集」メニューの「初期設定...」を選択すると、次のダイアログが表示されます。

初期設定

ここでは、Mail Hunterの初期設定について説明します。

メールフォルダの場所

Mail Hunterは、設定を変更していない場合、システムフォルダ中の“Eudora フォルダ”又は、“電子メールフォルダ”を検索して、検索対象メールフォルダとしています。

この方法でメールボックスを検索するのは、Eudoraを1人で使っている場合には問題ありませんが、複数のユーザーが複数のメールフォルダを用意して、設定を切り替えながら使っている場合には問題になります。

この為、Mail Hunterは、メールボックスフォルダがシステムフォルダ以外の場所にあっても使用することが出来るようにメールボックスを自動検索させずに指定することが出来るようになっています。

指定する”を選択すると、Mail Hunter起動時にフォルダ選択のダイアログが表示され、メールフォルダを選ぶことが出来るようになります。

指定されたフォルダを記憶する”を選択すると、Mail Hunter終了時に選択されているメールフォルダのエイリアスを記憶します。このオプションを利用することで、システムフォルダ以外の場所に保存されているメールフォルダを起動時の指定なしで、利用することが出来るようになります。

メールボックスの保存形式

Mail Hunterは、検索結果をメールボックスファイルとして保存することが出来ます。

Eudora 内部でのメッセージの移動操作と違って、元々メッセージがメールボックス間を移動するのではなく、コピーが作成されます。(Eudoraのメールボックスは一切変更されません)

このメールボックス作成時に、Eudora形式・EudoraPro形式の何れの形式のメールボックスを作成するのかを指定することができます。希望するメールボックス形式を選択してください。

メッセージ保存時MailHeaderも保存する”チェックボックスが新設されました。このチェックボックスがONの場合、テキストとして保存するメールの先頭にメールヘッダが付加され、OFFの場合メッセージ本文のみが保存されます。

検索結果の表示

検索結果リストを作成する時に、第6カラムにメールのタイトルを表示するか、そのメッセージ内で始めに発見された文字列の周辺(前後10文字程度)を表示するかを選択します。

検索結果に不備がある場合は、Eudora側でメールボックスの整頓を行って再度、検索してください。


改訂履歴

改訂履歴を参照してください。

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